出会い

0円で外国人と出会おう

第1章「はじめに」

いつの時代も人々は”出会いの場”を求め足を運ぶものですが、かつては”お見合い”や”合コン”というものが出会いの場でした。Wikipediaによると、お見合いとは、「結婚を希望する男性と女性が、第三者の仲介によって対面する慣習」であり、合コンとは、「合同コンパ」の略で、男性側と女性側でそれぞれ参加者を集めて男女合同で飲み会を行うことを言います。そういった出会いの場をつくるための”セッティング”は長らく存在していました。
しかし、昨今はその形式が変化し変貌しました。現代では「恋活・婚活パーティ」「街コン」「相席系居酒屋・ラウンジ」などといったものが主流になっていて、出会いの場をビジネスと化したものがたくさん誕生し、多くの人が利用するようになっています。もちろん、出会い方が多彩になったことは喜ばしいことです。しかし、そういった場は自分の好みの人やフィーリングの合う人と出会えるかどうかはかなり運任せなところがあったり、前もって予約が必要だったりと、少し不都合なところがあります。
そこでオススメなのが”マッチングアプリ”です。ここでいうマッチングアプリは”出会い”に限定したものとします。今回は、そんなマッチングアプリを活用して「0円で外国人と出会おう」ということをテーマにして話を進めていきます。

第2章「マッチングアプリについて」

今となってはネットで知らない人と出会うことができる”マッチングアプリ”は市民権を獲得しつつありますが、かつてはネットで知らない人と出会う場として”出会い系サイト”が活用されていました。そこでは多くのサクラ(ユーザーのふりをした業者)が多数いたり、迷惑メールや悪質な料金請求、性的暴行などの事件が起こったりしていたため、”ネットで知らない人と出会う”ことは”なんとなくいけないこと”、つまりタブーとなっていたのです。
しかし、「出会い系サイト規制法」(正式名称は「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」)が成立してからは、運転免許証やクレジットカードによる本人確認が義務化されるなど、環境が整備されたため、現在は”ネットで知らない人と出会う”ことに対する偏見は大幅になくなり、公然と活用することができます。ネット環境が良くなったり、安全安心が担保されたアプリが続々と誕生したことで、世の多くの人間の”出会い”に対する価値観が大きく変わりました。もはや、知人の紹介に頼ることも社内で相手を探すことも出会いの場を求めて新しいコミュニティに飛び込むことも必要がなくなったのです。今はネットが使えたら”出会い”のチャンスが掴めます。
そういった経緯を経たことで、現代は「ネット環境さえ使えたら知らない人と出会うことができる」という素晴らしい時代なのです。ネットを使うことで自分の世界観を広げられるのです。そういったことを私たちは認識する必要があります。もちろん、悪質なユーザーやサクラが全くいなくなったわけではないし、偏見が全くなくなったわけではありません。しかし、そもそも世の中に100%の安全安心なところはないので、楽しい体験、面白い人生経験を欲しているのなら現代の優れた”マッチングアプリ”は積極的に使っていくことは大変オススメです。

第3章「外国人と出会うということ」

最近、動画サイトYouTubeなどでは、マッチングアプリを使って知らない人といきなり会い、飲みに行き、最後はホテルへ行くという楽しい1日を動画にしたものが多数投稿されていて、大変話題にもなっています。それくらい、マッチングアプリで初対面の人と出会うことは一般化されてきています。今や、アプリで知らない人と出会うことは何も珍しいことではなくなりました。そして、そういったことは非日常から日常に移りつつあります。そういったなか、今回提案したいのは「0円で外国人と出会おう」ということです。マッチングアプリで外国人と出会うことに関して、メリットは4つあります。
1つ目は、「非日常感が得られる」ということ。日本という島国で知らない日本人と出会うことが日常的になってきているなか、外国の知らない人と出会うことはとても刺激的であり、結果的に話のネタにもなります。友だちと話をしているときに、「このまえ、初対面のモンゴル人と飲みに行って、、、」と話し出すだけで興味を持ってもらえるし、そういうネタを持ち歩くことで「なにか面白いことをしている人」というキャラを獲得することにも繋がります。「外国人と出会う」ことは大変お得です。
2つ目は、「”0円”で出会える」ということ。最近はマッチングアプリが大変人気になり、ユーザーがかなり増えたため、無課金ではマッチングが少し困難になりつつあります。そのため、課金をしてマッチングのための打数を増やしたり打率を上げるという選択肢を選ぶ人もいます。しかし、そんな状況においても、”0円”で”出会い”を生む方法があるのです。それが「外国人と出会う」という選択肢です。民族性上、日本人の多くは外国の人と積極的に会おうとしません。逆に多くの日本人は日本人同士での出会いを求めています。そんななかで、日本人が日本人を探すというレッドオーシャンな市場で戦うから、なかなかマッチングが起こらないのです。仮に日本人同士でマッチングしても競合者が多く、出会いに繋がりにくいのです。もし”知らない人と出会いたい”という願望があるならば、そこで馬鹿正直に課金をしてしまうのではなく、日本人があまり狙わない”外国人”に焦点を当てることがとても有効的であり賢明です。”出会いがほしい”という人、”お金は使いたくない”という人は、ブルーオーシャンの市場で戦いましょう。
3つ目は、「貴重な知見が得られる」ということです。1つ目の「非日常感が得られる」にも通ずることですが、日本人とは話す言語が異なったり、会話テンポが違ったり、相手の感情が揺れる場面が日本人感覚からすれば独特だったりと、細かいところで日本人同士の出会いでは見られない風景が見られます。もちろん、日本人という一括りの中でも日本人1人1人がそれぞれ異なる部分を持ち合わせているし、外国人にしても国籍や育った環境によって文化背景が違ったりするので、1人1人がちがっていて人ひとりとして同じ人はいません。そういうことを踏まえても、日本人同士の出会いでは発見できない知見が外国人と出会った場にたくさん転がっていてそれらを拾うことができます。とても貴重です。昨今、「多様性」という言葉が流行ワードとなっていますが、そんな多様性についての知見も「外国人と出会う」ことでどんどん貯めていくことができます。そもそも”外国人と”、”マッチングアプリ”を使って出会うということ自体が”多様”な選択肢の1つなのかもしれません。
4つ目は、「外国語で会話をする練習ができる」ということです。もちろん、相手も楽しむために出会うので、お互いにとってその場はもちろん”本番”ではありますが、日頃、外国語で話す機会がない人にとって、外国人と出会うということは必然的に”会話練習”になります。しかも、日本で出会う場合、相手が日本文化や日本語への理解度が高いことが多いので、なにか困ることがあっても手助けしてくれることが多いです。逆に、相手も日本に来て困っていることがあるかもしれないので、相手を助けられる場面では全力で助けてあげましょう。そして、「駅前留学」などと謳っているような専門塾に行くくらいなら、マッチングアプリで外国人と出会い、会話練習をしましょう。擬似留学は”0円”でできます。

第4章「外国人と出会うためには」

正直、どの市場で”出会い”を探すかどうかがとても重要で、そこさえ間違わなければ割とすんなり出会うことができます。とはいえ、いくつか気にしておくべきことがあり、それらについて述べていきます。  
まず、アカウントの登録名をローマ字で登録しておくべきです。当たり前のことかもしれませんが、”日本語”というものは世界的にはそこまで汎用性のある言語ではありません。漢字、ひらがな、カタカナが理解できる人間は世界を見渡すとかなり少ないので、世界中で1番汎用性のある文字を使うべきです。それがご存知”アルファベット”です。アルファベットを使い、自分の名前をローマ字表記にしてアカウントを登録しましょう。
アカウント名をローマ字表記にしてアカウント登録をしたら、次は日本に滞在している外国人へ「いいね」を送るなどして、積極的にマッチングを図りましょう。この時点で、日本人同士で相手を探すというレッドオーシャンから、外国人パートナーを探すというブルーオーシャンへの横移動は成功しているので、後は大した工夫は必要ありません。
マッチングができたら、日本語と外国語の両方で挨拶メッセージを送ってみます。なぜ、両方の言語でメッセージを送るかというと、稀に日本語も達者な外国人がいるからです。どちらの言語で話すかどうかはそのときのノリでやっていきましょう。
会話を重ねる中で相手の出身地や相手が日本に滞在している理由などを教えてもらい、早いタイミングで”会う”約束をしにかかりましょう。人によっては、日本での滞在期間が短いために話が早い方がいいという人がいます。また、日本に来てから周りに知人がいなくて寂しいという人もたくさんいます。積極的に会う約束をしましょう。会おうと誘うことで喜んでもらえることが多いです。会う日も、1週間後とか遠い未来ではなく、今日や明日という近い未来に設定することをオススメします。勢いとノリはとても大切です。場所指定においては、相手が日本での待ち合わせに慣れていないこともあるので、わかりやすい場所に指定し、そのときの服装についても軽く伝えておくことで相手に安心感を与えましょう。親切さ、優しさを見せるチャンスでもあります。

第5章「出会ってしまえば後はなるがまま」

マッチングアプリを使い、無課金で初対面の外国人と出会います。もうその時点で大きなプラスです。1円も使わず、それまで全く関わりのない人と出会っている時点でもう何も失うことはありません。日本人同士で出会うときは、「実は相手が知り合いの知り合いだった」などという相手と間接的な繋がりがあることの懸念が出てきたりしますが、相手が外国人の場合はその可能性が極めて低いです。何も気にすることなく1日を楽しむことができるでしょう。
また、相手が日本の居酒屋など飲食店にあまり行かれたことのない人であれば、メジャーなところを案内するだけで大変喜んでもらえます。むしろ、ニッチなところを案内するのではなく、チェーン店など日本という国の色が出ているお店に案内することで、日本という国をどんどん知ってもらいましょう。相手がどこまで日本のことを知っているのかどうか、会話をしながら見極めつつ、メニューの説明をしてあげるなどフォローしてあげましょう。ふだん接している友達同士では当たり前のことでも、日本について詳しくない人からすれば新鮮なことばかりだと思うので、ごく当たり前のことをたくさん教えてあげるだけで立派なおもてなしになります。それだけで話は盛り上がり、好意を持ってもらえることがあります。日本人同士では有り得ないことがごく普通に起こります。
初対面の状態からお互いの距離感がグッと近づいたら、その後、相手が何をしたいか尋ねてみましょう。相手にとっては新鮮な体験の連続である可能性が高いので、非日常感を味わってもらっているかもしれません。そこで疲れていそうなら、シーシャ (水タバコ)のお店に連れていってリラックスしてもらったり、静かめの飲食店に行って1度落ち着くのもありだと思います。もしくは、勢いのまま一緒にホテルに泊まることも楽しい1日の締めになると思います。どこに連れていくにしても、じぶんがリードする形になる可能性が高いので、相手がリードされたい人であれば喜んでくれることでしょう。

第6章「ゆるい繋がりはとても大切」

 「外国人と出会う」ということは、人生経験の1つとしてとても貴重です。それがキッカケでその人の国のことに興味を持ち始めたり、今まで考えたこともなかった国際結婚が視野に入ったりと、自分の人生観に影響を与えることができます。
 また、1度出会った人と緩くでも繋がっておくことは大切です。これに関しては相手が外国人だろうが日本人だろうがあまり関係はありませんが、自分のなかで緩いネットワークをつくることは、生きる上での依存先をいくつか作っておくことに繋がります。一緒に時間を共有できる相手、腹を割って話せる相手など、何かあったときに頼ることができる人がたくさんいることはとても大切です。そういう意味でも、「外国人と出会う」という経験をしたということは、日本という枠から出たところで依存先を作る機会があるということでもあります。出会った人と必ずしもベタベタと付き合っていく必要はありませんが、もし一緒に過ごして楽しかったのであれば、緩くでも繋がっておきましょう。仮に、相手が自分の国に帰ってしまっても、再び日本に来てくれたときに一緒に時間を共有してくれる人という認識を持ってもらい、いつでも繋がれるようにしておきましょう。

第7章「おわりに」

以上が、「0円で外国人と出会おう」というお話でした。資本主義社会である現代において、たしかにたくさんのお金があれば、多くの選択肢を持つことができます。しかし、そのお金にも限りがあり、余程の人でない限りはお金に物を言わすことができません。そこで必要なのが「知恵」です。第3章で説明したようにレッドオーシャンからブルーオーシャンへ移動するといった戦略的思考は何も「出会い」に限った話ではなく、楽しい日々を送るためには知恵が重要になってきます。そういった知恵は、自分の思考の枠を破ることから生まれることが多いので、普段しないようなことを積極的にすることが大事になってきます。そういう意味でも「0円で外国人と出会う」ということ自体も新たな知恵を生むための1つの手段なのかもしれません。